交通事故相談室

交通事故に遭っても、安易に自己診断してはならない

2016-4-20

私が学生だった頃、通学のため自転車に乗って車道の路肩を走行していたところ、小道の一時停止で停車していた車両が右折で大きめの通りに出ようとしていました。私は大きめの通りの左車線側の路肩を走行しており、その車両を向かって左前方に見えていました。

車の運転手は右ウインカーを出して大きめの通りの車両の往来を確認しており、まだ大きめの通りは車両の往来があったことから、「この車は自分の自転車が通過するまで、走りださない」と思い、その車の前方を横切ろうとしたのですが、車の運転手は通勤で急いでいたのか、少し車両の往来が途切れたのを見計らって私が前方を横切っている最中に急発進してきたのです。

どうやら右折するため、左からくる車ばかりを意識しすぎていて、運転手の右手から接近してきている私の自転車を見ていなかったようです。車の前方バンパーがちょうど私の自転車のサドルにぶつかり、私の身体が直接車体とぶつかっていなかったのが功を成したのか、幸い軽傷で済みました。

交通事故に遭ったら必ず診断を受ける

しかし、病院で治療を終えて自宅に帰って来てからホッとしたのか、急に自転車から転倒して尻もちをついたところが痛み出し、2、3日は痛みがあったのを覚えています。交通事故に遭ってすぐは、緊張してなのか、痛みが感じられないことがあります。自分自身では身体に大して痛みを感じられなくとも、後々になって重大な怪我があったなんてこともあり得ますから、安易に身体の症状を自己診断してはいけません。必ず病院に加害者と行き、医師の診断を受けるほうが良いと言えるでしょう。

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