交通事故相談室

睡魔による交通事故

2016-4-20

車を運転していて誰しもが経験したことがあると思うのは、「睡魔」ではないかと思います。

車を運転する単調な作業に慣れてきたりして、おまけに昼食後の時間帯になると、車の運転中に眠気が襲ってくることがあります。私の知人夫婦が車でドライブをしていたときの話です。峠を越えて隣町に向かっている最中の時でした。

当時運転は旦那さんがしていたのですが、助手席に乗っていた奥さんの方が昼食をとった後ということもあり、ついつい旦那さんを差し置いて居眠りをしてしまったようです。それにつられて旦那さんも少しずつ眠気が襲ってきました。

でも峠を越えている最中で、辺りはパーキングエリアもないような山道。峠を越え、ふもとにあるパーキングエリアまでなんとか車を運転させようと、眠気と闘いながら運転していたようなのですが、あまりの眠気に、カーブの手前でふと一瞬だけ目を瞑って居眠りしてしまったため、カーブを曲がり切れずに道路脇に車が転落してしまったのです。

車は助手席側を下にして横転してしまい、助手席に座っていた奥さんも割れた窓ガラスの破片で腕を数か所怪我してしまったようですが、幸いにもそれくらいの怪我で済みました。先に旦那さんの方から脱出し、付近を走行していた車に救助を求め、奥さんを数人で車内から引き出してもらい、無事救助されたようです。

無理をせずいったん車を止める

睡魔に襲われたらとにかく車を道路の左に寄せ、一度停めてしまう方が良いでしょう。知人の交通事故は、車両が落ちた場所がちょっとした平地だったこともあり、車両は横転したものの、大した人命には影響がなかったのですが、峠のような山道では、道路脇が崖になっているような場所も多々あります。居眠り運転で崖から真っ逆さまに車が落ちてしまえば、命すら奪われる大事故にもなりかねませんから、睡魔が襲ってきたら仮眠等の休憩をとることも重要です。

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